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Diary

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糖尿病

A 2型糖尿病患者は、血中インスリン濃度が正常であるが、慢性化するにしたがってむしろ増加することがある。その理由は?

膵臓からのインスリン分泌が正常であるにもかかわらず、それを受け取るべき受容体の機能が低下しているため糖を取り込めずにいる。膵臓と脂肪細胞や筋肉はネットワークでつながっていないため、膵臓が自身のインスリン不足により血糖上昇が起こっていると勘違いをし、インスリンをさらに分泌してしまうため、慢性化するにしたがって増加してしまう。




B 1型と2型糖尿病を臨床的に鑑別するにはどのようにしたらよいか?

血中インスリン量の差から分けることが可能。1型糖尿病はインスリンの量が低下し、2型糖尿病は正常もしくは異常。

またインスリンの構造であるCペプチドを調べることによってもどちらの糖尿病患者であるかを判別可能となる。

体型からの判断も可能であり、1型は痩せており、2型は肥満体型をしている。




C インスリン抵抗性とはどのようにして生じていると考えられるか(直接のターゲットは何か?)、それに対応できる糖尿病治療薬について説明せよ。







D GIが大きい食べ物を食べた場合、小さい食べ物を食べた場合について、それぞれ、血中インスリン濃度の変化と、肥満への関連について説明しなさい。


E C-ペプチドとは?

C-ペプチド(CPR)とは、インスリンが合成される前段階の物質(プロインスリン)が、分解されるときに発生する物質です。インスリンと同程度の割合で血液中に分泌され、ほとんどが分解されないまま血液中を循環されるため、これを測定することにより、どの程度膵臓からインスリンが分泌されているかを測定することが可能となる。

これは、インスリンを投与している糖尿病患者がどの程度膵臓からインスリンを分泌しているかを調べるのに有用である。インスリンを投与している患者は、血中インスリン量が膵臓からのインスリンと投与しているインスリンの合計量になってしまうため。


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